2016年6月17日金曜日

舛添都知事辞任までのの騒動を見ていて感じたのは・・・

舛添都知事辞任までのの騒動を見ていて感じたのは、トップが変わるだけでのシステムでは、行政はうまく行かないということでしょうか? アメリカ大統領のように、トップが変わると、すべてのスタッフも全部一緒に変わらないと、うまく動かないのかもしれません。

以前、民主党のビル・クリントン大統領が任期を終え、共和党のジョージ・W・ブッシュ大統領に変わったときに、ホワイトハウスのコンピューターのキーボードから「W」のキーがなくなっていたという記事を読んだのですが、実はジョージ・W・ブッシュ大統領の父親のジョージ・ブッシュが大統領選で敗退し、ビル・クリントン大統領になったときに、ブッシュ側がホワイトハウスのコンピューターからハードディスクを抜き取ったということがあったので、それに対する仕返しだったとか。なににしても、これくらい、全部変わらないと、選挙民がトップを選んでも、期待するような政策は実行されないことになるのだろうと思いました。 

あと、これと関連して、週2回しか出庁してなかったと噂のあった石原元知事とか、職員に任せきりと悪口言われた青島さんとかじゃないと、東京都知事として任期を全うできないのかもしれません。イノセさんとかマスゾエさんみたいに、ハンズオンで、ドンドンやりそうな人が、都庁内で長年に渡って確立された機構のトップに来たら、組織が混乱し、内部で反発を生むのかもしれません。その結果、海外で泊まったホテルや公用車の使用等で文句を言われることになったとか・・・まあ、一般選挙民としては、こういう事態になると、ますます政治的アパシー状態が加速してしまい、政治に期待できない分、無関心になってしまうのですが・・・

マスゾエ氏の行状はたしかに問題がありますが、よってたかって叩きまくって、辞めさせるほどのことだったのか、全体的コストを考えると疑問です。
別に、マスゾエ氏を支持しているわけでもなく、前回選挙でも彼に投票したわけではないのですが、連日の大騒動には違和感を感じました。
視聴率が取れるから報道が過熱する。コメンテーターも一緒になって批判を繰り返す。

こういうのって、まさに米国のトランプ現象と同じ。米国でもメディアの注目が集まり過ぎたと、批判が広がっています。(マスコミの注目がモンスターを生み出したのだと思います。)


Did the Media Create Trump?
米国の記事(メディアがトランプ現象を生み出した)
My Shared Shame: The Media Helped Make Trump
 (ニューヨーク・タイムズの記事)
Why Trump Might Win (ロバートライシュの記事)